2017-10-08

星景写真を撮るために ~その2. 撮影タイミング~

どうも、シゲロックです。

さっそくですが
「星景写真」の第2回について

第2回は撮影タイミング

毎度ながら長文になるので、最初にマトメを

--------------------------------------------------

①新月の日がベスト、新月前後がベター
②月が沈んでいるタイミングならまずまずOK
③撮りたい星、星座の見え方を事前にシミュレーションしよう
④もちろん夜空が晴れの日を

--------------------------------------------------

①新月について


星空の星の明かりはとても小さな明かり
それは街の明かりに掻き消されるぐらい
(うちの街では2等星ぐらいまでが限界…)

夜空にも街の明かりのように星の明かりを消す存在…
「お月さま」がいます

月は本当に明るく、
真っ暗な場所でも満月の明かりの下なら結構見えます
満月は-12.7等星、半月でも-10等星っていう
よくわからないレベルの明るさらしく!
(普通の星は明るくて1等星)

となると、月の明るさが無い「新月」のタイミングがベスト
新月のタイミングはほぼ月に1度あります!
もしくは新月前後の日であればかなり暗いので大丈夫かと

よって星を撮る人々は「月齢」を気にします
シゲロックが確認するのはこのサイト↓


②月の出入り


月は約29.5日周期で満ち欠けが起きるので
月に1度は新月のタイミングがあるものの
そのタイミングで撮りに行けるとは限らず

ってときに考えたいのが「月が沈んでいる時間帯
月齢によっては明るさがある程度回り込んでしまうんで
新月ほどの暗さではないんですが
月が出ている時よりはベターなので
新月前後以外で狙うのであればそのタイミングかと

月の出入りは上で紹介しているサイトで計算できますよ

③お目当の星や星座の見え方をシミュレーション


「撮影に適したタイミング」は上の①と②を考えればOKとして
撮りたい星や星座が撮りたい位置や角度かどうかは
前もって調べるのが大事

立ち昇る天の川が撮りたくても、
行ってみたらその時間帯は地平線に平行に近い天の川だった…
ってならないようにしたいですね

ってことで第1回の記事でも紹介した星空アプリでのシミュレーションを怠らないようにしましょう!

右上の日時を変更すればシミュレーションできる!
Star Walk2…Android版
Star Walk2…iOS版

そしてもう一度言うと、
どの星空アプリでも同じことが出来るアプリなら
どれでも良いと思うので、ゴリ押しはしません。笑
(何の利権も絡んでいないフラットな記事です!笑)

④夜空が晴れの日を


「今日は新月、星座のシミュレーションもした…いざ出陣!」

ちょっと待て、天気は大丈夫か??

ということで別の内容ながら第1回と被るんですが
星空が本当に見れそうかどうか天気を確認しましょう

・前日までは星空指数で確認
 tenki.jpの「星空指数」のリンク
・当日はGPVの雲量を見て状況を予測
 GPVへのリンク…雲量を見れるサイトです


--------------------------------------------------



以上
今回もまあまあ長文でしたが
読んだ方が星空を撮るのに良いタイミングに恵まれますように…!



See You Soon

2017-10-01

星景写真を撮るために ~その1. 撮影地~

どうも、シゲロックです。
またしても更新がとことん遅くなりましたが許せコノヤロー

そろそろ記事にしてみましょう
「星景写真」について

検索すると色々な人の記事がありますが
シゲロックなりに知見をまとめてみようと思います

第1回は撮影地

長文になるので、最初にマトメを

--------------------------------------------------

①とにかく光害の少ない場所へ(有名な場所が光害少ないとは限らない)
②ランドマークと併せて撮るのがオススメ
 …(応用編)星空アプリでシミュレーション
③トイレの有無は大事
④撮影地は当日柔軟に決める
 …星空指数、GPV
⑤関西他、撮影地のメモ

--------------------------------------------------


①光害について


星空を撮りたい方は

A.とにかく満天の星空を撮りたい
B.星空と地上の風景を一緒に撮りたい

どっちかに別れると思うんですが
Aの人はとにかく「光害の少ない場所」に行きましょう

光害マップのリンク

リンクを見て気づいてほしいんですが
『有名な星空観測スポットが光害少ないわけではない』

これは「星空を名物にしたい」とか「比較的行きやすい」とか
色んな要素が絡んで星空観測スポットが生まれているのかなと。

街から近いと夜空が明るくなってしまいますし
とにかく街、人里から離れた光害の少ない場所が良いです。
皆が知らない撮影地を開拓するのも楽しいですよ。



②ランドマークについて


Bの人は光害の少なさと併せて

・その場所ならではのランドマークが有る
 …天文台、灯台、風車、山、海、岩、池、などなど
・季節を感じるものがある
 …花、紅葉、雪景色、などなど
・ランドマークを除いて周囲が開けている
灯台と天の川を一緒に撮るとこうなる

こういったところに行くのが良いかと。
手っ取り早いのは有名な星空観測スポットですが
風景写真を撮り回る中で
「この場所なら星空と一緒に撮るとどうだろう?」
って考えつつ自分なりの撮影地を是非見つけてほしいです。

更にもう1歩踏み込むなら
「どんな星空と一緒に撮るか」を意識すべきかと
夏の天の川の濃い部分と一緒に撮りたいなら
南向きにランドマークがあれば良いですよね

そのときに星空ガイドのアプリがあるとシミュレーションしやすいです
シゲロックが使用しているのは「Star Walk2」

Star Walk2…Android版
Star Walk2…iOS版

無料版もありますが、広告が面倒なので有料パック課金。笑
世界中の場所(都市)を選びつつ日時、方位、仰角などを
シミュレーションできるので超役立つアプリ!
方位や仰角はもちろん、日時もシミュレーションできる

世界の都市でシミュレーション可
って薦めておいてなんですが
この手の似たようなアプリは沢山あるので
使いやすいのを選択すれば良いかと。



③トイレについて


光害の少ない場所で撮影するってことは
近くに便利なものは何も無い場合が多く…
ってことでトイレ大事

基本的に車での移動を想定して記事書いてますが

・撮影地にあればベスト
・近くにあればベター

特に車中泊やテント泊なら
どこでトイレが出来るかはしっかり確認が吉
日帰りでも気をつけた方がいいですよ



④撮影地は柔軟に


自然とはなかなか手強いもので
行きたい場所、都合の良い日に夜空が晴れてくれるとは限らない
これは自然を撮る者の試練の1つです(大げさではなく!)

近くに撮影地がある人ならまだしも
そうでない人にとってはとても辛いので
なるべく撮影の打率は上げるのが基本

そこで
・撮影地はいくつか候補を考えておく
・前日までは「星空指数」を参考にあたりをつけておく
 tenki.jpの「星空指数」のリンク
 ※このときに撮りたい時間帯と移動時間を把握しておく
・当日の雲量予測を「GPV」で見て移動開始時間までに撮影地を確定する
 GPVへのリンク…雲量を見れるサイトです

といった流れで撮影地を決めれば打率が上がります。
天文台の人からするとGPVの精度もいまいちらしいのですが
一般人にはこれが最適解かと…!



⑤撮影地メモ


ここまで読んでくれた方に感謝も含め
今までに撮ったところのメモを残しておきます
関西が中心で申し訳ないんですが参考になれば幸い…!

・沖縄県:石垣島の御神崎

…周りが真っ暗で満天の星空観れます
 今まで見た中で一番真っ暗な場所です
 超オススメですが夏は虫多いし暗すぎるし
 装備ちゃんとしないとダメかも
 崖から落ちたら死ぬのでライト絶対忘れないように
 トイレはあるけど虫が問題

・沖縄県:石垣島の南の浜町緑地公園

…光害はあるものの南十字星の撮影スポット

・愛媛県〜高知県:四国カルスト

…光害が少なく、良い星空が観れます
 風車や山荘などのランドマーク有り
 ここはテントサイトがあるのでテント泊がオススメ
 トイレや洗い場も有り

・徳島県:大川原高原

…少し光害あるものの風車や紫陽花と一緒に撮るのが◎
 トイレは夜閉鎖されていたかも

・奈良県:鶴姫公園

…関西だが光害少なめの良スポット
 周囲が山林で霧が出やすいので
 雨の日の後は避けた方が良いかも
 ランドマークの展望台、トイレも有り

・和歌山県:ごまさんスカイタワー

…道の駅だが周囲が開けているし
 ランドマークとなるタワーやトイレもある良スポット
 鶴姫公園同様、光害も少ない・霧が出やすい

・奈良県:曽爾高原

…やや光害有るが車で行きやすい
 ススキと撮ってみるのも良いかも
 (撮ったことないですが…!)

・奈良県:龍王ヶ渕

…やや光害有るが鏡池があってリフレクション狙える好スポット
 目的地付近が少し道細い

・奈良県:フォレストパーク神野山

…やや光害有り、山頂にランドマークあるが駐車場から30分ぐらい歩く
 ここに行くなら他を選ぶので、たぶんもう行かない。笑

・長野県:美ヶ原

…やや光害有るが山頂は360°開けているかつ
 ランドマークとなる塔がある
 山頂まで車で行けるのが素晴らしい
 あと、小屋で売っているチーズケーキがめちゃうまい。笑

・長野県:阿智村(富士見台高原)

…星好きに有名なスポットだが
 ゴンドラで登り下りするので
 自分の好きな時間帯に撮れるとは限らない
 長野県とはいえ関西方面から近い位置にあるのは◎

・長野県:涸沢カール

…光害がほぼ無いのはもちろん
 広大な涸沢カールから立ち昇る天の川がダイナミックで圧巻
 ぜひ超広角レンズで撮ってほしい
 行くのはかなり大変だが…
 (往復32kmの登山でテントや撮影機材背負う労力…)
 紅葉の時期に是非オススメ

--------------------------------------------------



以上
かなりの長文でしたが
読んだ方が素敵な星空の撮影地に出会えますように…!



See You Soon

2017-06-22

南十字星 ~石垣島でチャレンジ~

どうも、シゲロックです。

ほぼ毎年のように行ってる石垣島をはじめとする八重山諸島。
今回は一週間滞在!
(最初と最後はほぼ移動日なので実質5日間ですが)

毎度のごとく一人旅の撮影ツアーですが
星空も撮るようになったので
「南十字星(南十字座、サザンクロス)」
を撮ってみたくて6月の新月の時期に決行。

星空シミュレーションのアプリでは
6月の石垣島で見れるのを確認したのですが
条件が少々厳しい。
日の入り19:40頃で、南十字星が観れるのが21:00前まで…
日没後しばらく明るいのでチャンスの時間がめっちゃ短い!
そんな中のチャレンジ。
チャレンジジ○イ!(違)



【初日】
19時頃に石垣島の空港に降り立ってレンタカーを受け取り、
地図で判断した良さそうな撮影ポイントに直行。
(八島小学校の近くです)
その結果…
お分かりでしょうか…一応撮れたのです!

しかぁぁぁしながら〜
この撮影の前にロックLIVEイベントのカメラマンをして
設定を大幅に変えているのを忘れており。
一番の問題はRAWで撮れてない!
泣ける!おーまいがー!!

わかりやすくしたのがこれ。
ちゃんと4星とも写ってます。
水平線のは星ではない灯り。

そうこうしているうちに一番下の星が沈んでいき…
という初日でした。


その後は普通の星景写真を。

D800+SIGMA 20mm F1.4 DG HSM
ソフトフィルターX840使用(前玉)
ちょっとフレアあるのはご容赦を!

α7Ⅱ+SAMYANG 12mm F2.8 ED AS NCS FISH-EYE
LEEポリエステルフィルターソフトNo.3使用(後玉)

沖縄ならではのエメラルドグリーンの海と星空との星景写真。
(ちょっと強引な仕上げですが…笑)

【2日目以降】
水平線に雲が多く、4星全てが写ることがなく…

毎日、毎日
夕焼けを撮った後に急いで撮影ポイントに移動して
南十字星を待ち望んだのですが…

なんと
初日が最初にして最後のチャンスだったのです!
世の中甘くないネ。



【やや長めの余談】

滞在中、地元の方がやってる飲食店のお店の方が
石垣島天文台の方や「八重山星の会」の方をお店に呼んで下さり
南十字星やその他にも天体撮影にまつわる色々な情報を教えてくれました!
(石垣島に行くと必ず行くお店なのですが、いつも良くしてくれて感謝です)

その情報の一部。

・実は沖縄本島でも南十字星を撮れる
 (条件は限られそうですが、糸満市で撮れるそうです!)
・石垣島で撮るならサザンゲートブリッジを渡った公園のところがベスト
・時期的には4月上旬がオススメ
 →6月より長い時間帯で南十字星を観れる
 →3月はやや雨の日が多い、4月も中旬以降は梅雨っぽい雨が降り始める

他にも撮影機材とか色んな話をしたのですが
ここでは割愛!
とても長くなりそうなので。笑
いつか星景写真撮影のまとめ記事を書く機会があれば、そのとき…かな?

南十字星といえば波照間島〜というイメージが強いかもしれませんが
八重山諸島の各島で観ることができます。
黒島とか良いかもしれません。

てなわけで
また来年4月にチャレンジしたいと思います…笑



See You Soon

2017-05-28

ごまさんスカイタワー ~関西の星空~

関西で綺麗に星を撮れる場所…
特に大阪は光害がひどいのでなかなか難しい!
(光害、地図、とかでググってみよう!笑)
どういう場所を選びたいかというと

・光害が少ない(街から離れている)
・周辺が開けている(山頂とか、見晴らしの良いところ)

というところがマスト

・車で行きやすい(山道必須な感はあるけども)
・地形にランドマーク的な特徴がある(単に星空だけでなく星景写真を撮るなら)
・車中泊かテント泊しやすい(深夜に撮影するので)
・近くにトイレがある(これ大事)

というところがベター

て感じです。
特に星景写真を撮るなら現地の地形やランドマークを見つつ
星空のシミュレーションをできるアプリを使いながら
構図を考えると尚よし!、です。



話は戻って。
高野龍神スカイラインにはなかなか良い星空撮影スポットがあり
その1つが「ごまさんスカイタワー」です。
ここは道の駅なんですけども、
上に書いた条件を全て満たしております!

1つ難があるとすれば
周囲が山林なので水分を貯めやすいせいか
霧や靄が発生しやすいですね…
雲海狙いならGoodなんですが星空狙いならBadです。
尚、湿度が高くなりやすいので結露対策も必要です。
(レンズヒーターを使いましょう)

というわけで、
前日までにあまり雨が降ってない且つ
新月か月が沈んでいるタイミングで行くのが良いかと。


右の赤く光っているタワーが
ごまさんスカイタワーです。
こっちはα7II+Samyang 12mm Fish-Eyeの組み合わせで撮ってます。
後玉にソフトフィルター、LEEのソフトNo.3入れてます。

関西でもここまで綺麗に観えるのか!
という星空です。
こっちと次の写真はD800+Sigma 20mm F1.4です。
角型のソフトフィルター、Cokin X840使ってます。

角形フィルター使ってるんですけど
近くの人がライト使ったときに映り込みました。笑
星景心霊写真の出来上がりです!笑



こんな具合になかなか素晴らしい星空を撮ることができました。
天候を結構気にしないといけないのですが
その条件さえ整えば素晴らしい撮影ポイントです。


大阪から車で約2時間程
高野龍神スカイラインは所々に細い道もあるので運転は注意しましょう。
結構飛ばしてる人もいるので…笑
先にも述べましたが霧が出やすいです。
霧中の運転は速度を落として前方に細心の注意を払いながら!

安全あってこその撮影ですぞ。



See You Soon

2017-05-27

日本の原風景で美しい夕焼けを ~丸山千枚田~

ずっと撮りたかったんですよ
棚田

例えば
佐賀県、浜野浦の棚田
新潟県、蒲生の棚田
石川県、白米千枚田
などなど
いつか行ってみたい。

海外にもこういった景色があるのかもしれないですけど
日本らしい風景な気がして
黄昏の時間帯に
綺麗にグラデーションを写しこんで撮りたいなぁと。

今回行ってきたのは「丸山千枚田」
三重県熊野市にあります。
他の撮影地と併せて色々回る中で
行程的にはタイミングよく行けました。

時季的なタイミングで言うと
もう1〜2週間早い方がよかったかもですけど
十分いい時季だったと思います。

昼過ぎに撮った1枚です。
大好きな35mmで撮ってますよ。
雲間から漏れる太陽の光と
棚田が映し出す青空を切り取りました。
個人的にすごくお気に入りの1枚です。

撮影ポイントによって撮れ方が全然違うんですが、
ここは

・棚田が画面に広く映り込む位置
・ある程度高さがあって棚田に対する角度が平行になりすぎない
 (角度があって、棚田の面積が広く写る)

というのを意識した撮影ポイントです。
ちょっと傾斜のある場所なんですが
一歩でも前に…というのも大事ですね。
安全第一ですが。笑

Twitter未掲載ショットです。
魚眼で撮ってます。
ソフトフィルターを後玉に貼り付けてるので
ちょっと写りが甘いのです…ご容赦を。笑
まぁボツ写真ですね、はい。

夕焼けのショットです。
こいつも大好きな35mmで撮ってますよ。
1枚目のと撮影位置が違うのが分かると思います。

・棚田を移す範囲は1枚目ほど広くなくていい
 (明暗も際立たせたいので、明るい範囲を引き算)
・真ん中の棚田をターゲットにして夕焼けが綺麗に写るような位置
・棚田を「夕焼けの道」に見立てて奥行きが出るような位置
 (当然、太陽が沈む角度も調べてある…!)

を意識して撮影ポイントを選んで撮りました。
あとは太陽が山に隠れる瞬間、ってタイミングですね。
絞りも太陽の光芒が一番綺麗に出るように絞ってます。
うん、これもすごくお気に入り。



という感じで丸山千枚田を撮ってきました。
長い時間滞在して、めちゃくちゃ歩き回って
ロケハンした甲斐があって、いい写真が撮れたと思います。
事前の下調べと現地での確認、どちらも大事ですね。



撮影ポイントは丸山千枚田の中だけじゃなくて
県道40号沿いにある展望台や「通り峠」にある展望台などもあるようです。
高さのある広大な景色を撮るならそっちもアリかもしれません。
棚田の近くで撮りたかったのでシゲロックは中で撮りましたよ。

駐車場は中に数台停めれる場所がいくつかあったので
タイミング悪くなければ大丈夫なのかな〜と思います。
できれば早めの時間帯に行ってロケハンがオススメですが。

また来年の5月に行ってみようかな
もしくは別の棚田に行ってみようかな…
しかし関西圏内から行ける良い場所です、是非行ってみて下さい。



See You Soon

瀞峡 ~関西圏の美しい渓谷~

どーも、シゲロックです。
最近ブログを書き忘れていた!
(執筆日は17/7/30)
どんまい俺!

ということでちょっと前に撮ったやつを振り返り…



丸山千枚田の記事を前にアップしましたが
同日に「瀞峡」に行ってます。

瀞峡は
三重県・奈良県・和歌山県の3県の県境になっている場所でもあり
大きい岩や変わった形の岩もある断崖続きの渓谷です。

エメラルドグリーンの川を挟む美しい渓谷


 右上に見えるのが「瀞ホテル」ですね。
昔は宿だったそうですが、今は喫茶店とか軽食、みたいな所です。
こんな場所に建てるなんて…!

鴨ものびのびと水浴びをしてました。





大阪から車で約3時間の場所にあります。
写真撮るだけを楽しみましたけど
船に乗ったり、筏(イカダ)下りやラフティング等もあるようで
普通の観光ならそういったものと併せて楽しむのが良いかもですね!

5月末に行ったこの撮影ツアーは

「鶴姫公園で星景写真 (天候イマイチで空振り)」
→「瀞峡」
→(おくとろ温泉でリフレッシュ)
→「丸山千枚田で夕景」
→「ごまさんスカイタワーで星景写真」

というツアーでした。
奈良県〜和歌山県〜三重県の県境を
車中泊でアクティブに回るツアーです。笑
快適であるも、時に寂しさを感じる一人旅かな。
うむ。



See You Soon

2017-05-01

美ヶ原で星空を

どうもシゲロックですよ

2017年のGW前半
長野遠征してきました
お目当ては

ほ・し・ぞ・ら…☆彡

です。笑
GWなので、いつもと違って関西近郊じゃなく
ちょっと遠出してみよかな〜ってことで
長野まで行ってみました。

2泊3日、ただし全て車中泊の旅…
いつもこんなんです、慣れっこです。
車には寝袋を常備してますからね。



お目当ての撮影地は
阿智村と美ヶ原の2つでした。

シゲロックがいる大阪北摂から
阿智村まで車で3時間
美ヶ原までは更に2時間ほど

本当は1晩目に阿智村、2晩目に美ヶ原っていう行程のはずが
下調べ不足で1晩目の阿智村がダメになっちゃいまして。

(優しいフォロワーさんの情報で「ヘブンスそのはら」を
目指してたんですが、日によって2部の営業が無いことに
気づかず…営業時間後に着いてしまい残念無念というわけです)

運転する体力に問題なかったので一気に美ヶ原まで行っちゃいました。
月が沈んだ深夜、黙々と撮ってきましたよ。


D800とSIGMA 20mm F1.4 DG HSM、ソフトフィルター手かざしです。
標高約2,000mから見上げる空は
いつもより近くて…それはもう素敵な夜空でした。



α7ⅡとSAMYANG 12mm F2.8 ED AS NCS FISH-EYE
ソフトフィルター手かざしです…ケラれてます。笑
マウントコンバーター使ってます。

サブ機で最近買ったα7Ⅱなんですけど、なかなかやりますね!
α7RⅡと迷った末にこっちを買ったんですけど、十分綺麗に撮れますよ。
現像で気にならなくなってますけど
D800より少し青というか緑がのりやすい、のかも。
フルサイズでミラーレス、良いと思います。
複数のバッテリー用意したり、なんやかんやで荷物の総重量は
レフ機とあんまり変わらないんですけど
三脚をゴツくしなくて良いのはかなりメリットかと。

もちろんレンズも良いんですよ〜SAMYANGの魚眼素晴らしいです。

cokinのソフトフィルターの一番デカイやつ (130*170)でも手かざしならケラれるので
このレンズなら後玉にフィルター付けた方がいいのかもしれません。

再びD800とSIGMA 20mm F1.4 DG HSM
ソフトフィルター手かざしです。
この塔は美ヶ原のランドマーク「美しの塔」
ここに来たからにはこれを写真に収めないとね。笑



というわけで初めての美ヶ原でした。
若干の光害はあるんですけど
それを補ってあまりある空の美しさです。
雨降った後の晴天だったので、少しモヤがかってたんですけど
それでもこんな感じになりました。
万全のコンディションの時に撮ってみたいですね。



おまけ情報。
山頂の宿の売店で売ってるチーズケーキがめっちゃ美味しいので
行く人は是非食べることをオススメします。笑

尚、次の晩に行った阿智村編はアップせずにボツになるかも…ですね。



See You Soon

2017-04-09

東寺 ~夜桜~

京都の桜の名所
色々ありますね

天龍寺、仁和寺、龍安寺、醍醐寺、高台寺、哲学の道、平安神宮、京都御苑、上賀茂神社、蹴上インクライン、清水寺、山科疏水、円山公園、などなど

挙げればキリが無いぐらいたくさん、しかもどの場所も美しい。
(京都が近い大阪府民でよかった。笑)
そんな中で、意外とまだ行ってなかったのが「東寺」

夜のライトアップが気になっていたので
その時間帯に行ってみました。
夜桜です。
夜桜お七です。

 
入ってすぐこんな風景が観れます。
五重塔に桜、他の花や草木も照らされつつ
水面にも浮かぶ風景…美しい!


緑が結構派手な色に観えるでしょ?
実は緑色に関してはこれでも現像時に彩度抑えているんです!
そのぐらい、現地ではもっと緑ミドリしてました。

撮影位置は川のギリギリまで攻めて三脚たてました。
 イメージ通りの構図にするために1歩でも半歩でもこだわる、これが大事かと。



Twitter未掲載写真です。
悪い写真じゃないんですけど、他の写真とのバランス考えて
残念ながらボツに。
でもこの構図は気に入ってます。
レンズは70-200mm F2.8を使って、105mmで撮りました。


どうしても背景に緑色を入れたくて
三脚をすぼめて出来るだけ高い位置で撮った1枚。
ジッツォのトラベラー使ってるんですけど、あんまり高い位置に出来ない…
現地で他のカメラマンが使ってたゴツい三脚を一瞬羨ましく思いました。笑
でも今の三脚はめちゃくちゃお気に入りです。


これもTwitter未掲載。
他の写真との兼ね合いでボツ。
水際ギリギリに三脚置いて、低い位置で撮った1枚です。
もう少し広角レンズで撮りたかったかも…
あと、よく見たらわかるんですがやっぱり風があった影響で
桜が止まってないのと水面がボンヤリしてしまったのが残念。
次行くときは無風の日に行きたい…!


五重塔の近くで撮った一枚
地味に月が入ってます。
花、寺、月、夜…風流ですね。



といった感じで楽しめました。
ここは三脚を自由に使えるのが素晴らしい。
敷地が広いからOKなんでしょうけども
場所によっては三脚NGなとこも多いので…ありがたいですね。
NGにならないようにマナーを守って撮影したいもんです。

あとは池が至る所にあるのでリフレクションを撮ってください!
と言わんばかりの造りです。笑
ライトアップは現代的なものですが、
それを除けば昔からこういう景色を楽しんでたんでしょうね。



ここのアクセスは阪急、JR利用なら駅降りてからバスの利用推奨です。
土日はもちろん混雑してますが、
とにかく広いのでまぁまぁ撮りやすかったです。

京都の2017年の桜はほぼ終わっちゃいましたが、
夜桜が好きな方は是非ぜひ観に行ってほしい桜の名所なので
気になった方は来シーズン行ってみて下さい。

今回は35mm F1.4、60mmマクロ、70〜200mm F2.8の3本を持って行ったんですが
次撮りに行くならもう少し広角のを持っていくかな。
60mmに変えて24〜70mm F2.8か、20mmぐらいの広角か。
20mm、まだ持ってないけど。



P.S.

撮影中にレンズフードや三脚がベタつくな〜と思ったら
なぜか指から結構な出血が…
どうやら指の皮膚を何かで挟んだ勢いで血が溢れ出たようで。
でも気づかなかったんですけどね(鈍感)

2週間経ちましたが今日も血豆のまま。
ケガには気を付けましょうということで。



See You Soon

2017-02-13

御船の滝で氷瀑を

冬の景色は色々あれど
未だ撮っていないもの

氷瀑

撮りに行ってきました
奈良県川上村『御船の滝』

井氷鹿の里に駐車してから約2.5kmの道のりを
雪道ウォーク。
こんな道のり by スマホ

もうすぐ滝 byスマホ
行くタイミングによってはスノーシューがあれば
歩きやすいかな〜と思います。
自分が行ったときは人が通った跡があって
雪が踏み固められていたので登山靴でOKでした。
ちょっと傾斜あるとこもキックステップで十分。
帰りの下りはアイス状態だったのでアイゼン付けました。
持って行くなら軽アイゼンで十分かな。
下りはアイゼンで無難に
これが『御船の滝』
御船の滝
見事に凍っております。
全景を撮った写真ではないんですが、
滝の高さは50mらしく
こんな巨大な滝が凍る…自然の力は凄いですね。

御船の滝の氷柱


御船の滝に向かう道中は基本的に川沿いを歩くので
至るところで氷柱が観れます。
つらら

他にも『岩戸の滝』などもあって
色々撮りたくなりますね。
岩戸の滝

滝、と呼ぶには小さいか

って撮ってたら雪が激しくなり…撤退!
最後は結構な雪が


大阪から車で2時間ぐらい
奈良県に入るまでは数十分、そこから川上村までが時間かかります。

冬の時期はスタッドレス必須です。
国道169号は走りやすい道ですが、
そこから井氷鹿の里に曲がっていく林道は
新雪だったら登れてなかったかも。
気をつけて行きましょう。

駐車してから滝まで1時間ぐらい歩くので
撮影機材は軽めの方が良いかと。
このときは35mm の単焦点と70-200mmのズームの
2本だけ持って行きました。
もちろん滝を撮るなら三脚必須です。
PLフィルタと、撮り方によってはNDフィルタの準備を。

服装は登山の服装がベターですね〜
歩いてる時はベースレイヤーとシェルで十分やと思います。
撮影中は寒いのでミッドレイヤーにフリースかダウンを着て体を保温しましょう。
靴は雪道歩けるものにしましょう、軽アイゼンあった方が安全です。
トイレは井氷鹿の里から先は無かったと思うので事前に済ませた方が良いですね。

気軽に行ける場所ではありませんが、
冬の撮影スポットとしてオススメです。



P.S.

Twitterでも話しましたが、
実はこの御船の滝に着いたとき
読売テレビさんが某番組で取材に来ていて
写真を撮り始めると「インタビューいいですか?」と聞かれ
(いや、もう撮り始めてるやん!って感じでしたが。笑)

「写真よく撮るんですか?」
「プロですか?」
「写真のこだわりはどこですか?」
「奈良によく来ますか?」
「奈良の冬をどう思いますか?」

色々聞かれては大して面白いことも言わずマジメに答え…
咄嗟に聞かれるとあんまり上手く答えれなくて難しい!
御船の滝の撮り方で、今回は迫力のある写真の方が良かったのに
NDフィルタつけて滑らかな写真の方を見せてしまったり…

たまに「編集によって、発言内容の意図と違うようにされた」てのを見ますけど
受け答えが下手だったら編集するしかないよな〜と思いました。
うまく編集してくれたら良いのですが…!

どうやら奈良県の冬について取材していたようで
この日の2日前には廣瀬神社というところで『砂かけ祭』を取材していたそうな。
砂にまみれたり雪にまみれたり、テレビも大変ですね。

ってことでシゲロックが地上波デビューするかも、しないかも!笑
しかしインタビュー内容的に撮れ高なかったような気がするので
お蔵入りの可能性否定できず…どんまい!



See You Soon

2017-02-12

メタセコイア並木 ~winter ver.~

前から行きたかったのに行けていない場所
誰にでもありますよね。

シゲロックにもたくさんあります。
スマホのメモにめっちゃ書いてますけど
なかなか行けてません。



メモの中にある場所の1つが
滋賀県高島市、マキノ高原「メタセコイア並木」
四季折々で見せる表情が異なる良い撮影スポット。
ようやく行きました。

大阪から車で2時間ほど。
大津までは早く着きますが高島市までが長い。
高島市といえば白髭神社(しらひげ)もありますね。
四皇の一人が祀られて…白ひげ(しろひげ)ちゃうよ!

脱線はさておき

今回は冬場、しかも降雪のタイミングを狙う。
枝にも積雪〜ってのが理想ですが少し遅かったかな?
しかし降雪のタイミングという点ではGoodでした。

撮りたい構図はほぼ決まってたので、微調整程度。
相棒の35mmがハマるのでは〜と思ったら見立て通りバッチリ。
雪ボケを良い具合に捉えることに注力。


最終的にTwitterにアップしたバージョンがこれ。
ボケがうるさくなく、かといって主張が弱すぎない
ちょうどいい雪ボケ。
カメラの高さと仰角もちょうどよかったですね。


これがボツネタ。
ちょっと雪ボケがうるさい、きつい。
雪ボケを間引ければいいんですけどね。
そんなの無理ですしおすし。
お寿司食べたい。


最後はレタッチによる別表現。
といってもiPhotoで各要素のバーを
適当にスライドさせてるだけなので
レタッチ真面目にしてる人からすると
「坊やだからさ」なんて言われかれないレベルであります、大佐。



てな具合で短時間で撮影完了。
降雪の備えはばっちりでしたが足元だけ防水対策が不十分でして…
凍結防止で道路真ん中から絶え間なく水が撒かれているのです。
このとき履いていたのは普通のヌプシでして。
長く滞在したら中に浸水する恐れがあり撤退!
ウォータープルーフのヌプシが欲しい!
毎シーズン迷って結局買わなかったのをここにきて後悔!笑

あと、車通りがあるので道路で撮るには手持ちになる。
三脚使うなら早朝ですかね〜皆さんどうしてるんだろう。

そんな感じで初めてのメタセコイア並木を楽しんできました。
次は秋に行ってみますか。



See You Soon

2017-01-24

詫び文

【追伸 2017/2/5】
2016年の写真は結構アップしましたよ。
どんどん上げます、たぶん。


━━━━ 以下、アップ当時の文章 ━━━━


いや〜このブログまだ存命でしたか...
というぐらい久々に更新!
あれですね、D800買ってから更新止まってるんですね。

D800購入
→MacBook Proの処理落ちがひどくなって嫌気がさす
→iMacを購入して快適環境になる
→どうせならレタッチも学ぼう(風景写真らしくちゃんと仕上げてアップしたい)
→時間が取れず中途半端に...orz

こんな斯々然々で流れ流れて今日ですよ。
ひっそりこっそり再開。

とりあえず更新は撮影日ベースでやってみるので
2013年末以降のものがひっそりこっそり
何事も無かったかのようにある日掲載されている、かも!

まぁ何でもありなのだよ、何でも。
レタッチは今年頑張ろう、多分。

ということで当分は
JPEG撮って出しもしくは簡単に修正したやつをご覧あれ。
風景写真のくせにとか言わないように。



See You Soon

2017-01-23

かやぶきの里 ~2017~

京都府南丹市美山町
かやぶきの里



Twitterでも呟いているとおり、大好きな場所の1つ。
D800を手にして依頼、毎年行っているような気がする...

2016年に行ったときは雪が足りず、一面真っ白...ではなく
茅葺き屋根も露出していて雪に緑色が混じっている状態でした。
(タイミング次第では雪があったのかもしれませんが)

今年は寒波のタイミングを逃さず現地へ。
そしたらありました、雪。
というか吹雪!
フカフカのところに突撃したら膝上まで沈んだので積雪60cmぐらい?

冬山の装備に近い状態で行ったので寒さで困ることは無かったんですけど
きっちりした服装で行かないと辛いと思うのでご注意を。



これがこの日のベストショット、かな。
日没後のほのかな明るさが残る中、
しんしんと降り積もる雪を前景に...静かに佇む茅葺き民家を背景に...
雪の白さと里のほの暗さを対比させた1枚、です。

写真観てる分には情緒的で良い雰囲気なんですけど
現地は結構凄い雪で、雪に沈みながらストロボに四苦八苦しつつ撮ってました。笑


かやぶきの里までの道は、急な坂や極端に狭い道は無いんで
スタッドレスタイヤやらチェーンやら、雪道を走る準備をしっかりしていれば
普通の車でも大丈夫だと思います。
大阪市内から2時間ちょいかかるかも、積雪によっては更に。

あと、美山牛乳サブレが美味しいのでお土産にオススメです。



P.S.

年明けにカメラ好きな従兄と色々話してた中で
明るさとか鮮やかさとか、好みにこだわって撮ったりレタッチしたりしても
見る端末によって見え方が全然違うから、どうにか出来ないものか...

ってのを思い出しながら明るさ調節しました。
スマホ、タブレット、パソコン、その他
同じメーカーでも色味が違うし、十人十色。

いつでもどこでも写真を楽しめる時代になったからこその話ですけど
それでも少しでも意図が伝わればいいな〜と思うところです。

「それ以前に腕をもっと上げろ」は禁句です。



See You Soon

2017-01-01

new year's greetings 2017

どうも、シゲロックです。
あたかも元日にアップしたかのように見せかけて…ではありますが
今年も
今年こそ
よろしくです。

初日の出、ちゃんと元日に撮りましたよ。
比叡山からの眺めです。


雲がかかっていたんですが、ギリギリ!
山と雲の間からお日様が出てきてくれました。

良い年になりますように。


See You Soon